ウィーンの散歩&ウィーンのカフェ

音楽、美術、建築、文学、カフェ、ケーキ、グルメ……ウィーン(オーストリアの首都)の魅力は一口では言い表わせない…。いろいろな魅力に出会えるよう…歩いてみよう…ウィーンの街を。そして…歩き疲れたら…ウィーンのカフェで…ひと休み…。

歩いてみよう…ウィーンの街を。
そして…歩き疲れたら…ウィーンのカフェで…一休み…。


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新春恒例の…ウィーン・フィル…ニューイヤーコンサート…
2020年1月1日は…アンドリス・ネルソンスの指揮で予定されている…

ネルソンスは…現在非常に注目されている指揮者の一人…

これまでに…聴いた中で…
ウィーン・フィルを指揮したベートーヴェン交響曲の演奏が素晴らしかったので…
特に…記憶に焼き付いている指揮者なんだ…

クラシック音楽の本流の…ど真ん中…といえる…
モーツァルトやベートーヴェン…ブラームス…といった大作曲家の作品を演奏して…
鮮烈に記憶に残る指揮者というのは…そうたくさんはいない…

一番印象に残っているのは…
ちょっと前になるんだけれど…
2017年10月13日…

ヴィーナー・ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)で…
その日の曲目は…前半が…ベートーヴェンの交響曲第8番…
休憩(パウゼ)をはさんで後半が…やはりベートーヴェンの…交響曲第7番…

この日の演奏で…特別に素晴らしかったのが…
後半の…ベートーヴェン交響曲第7番…

ワーグナーが…『舞踏の聖化』と称賛した…ベートーヴェン中期の…傑作のひとつ…
バレエ公演でも…よく取り上げられる…リズム性…躍動性が…素晴らしい曲だ…

ネルソンスもまた…抜群のリズム感…躍動感で…
ウィーン・フィルに…強烈な刺激を…これでもかぁ~…という感じで…与え続け…

めったに聴くことができない…
特別な霊感を感じさせる…
感動的な…響きを…ひきだして…みせた…

ベートーヴェンの演奏に関して…まさに「本家」として…
特別な経験を積んできた…このオーケストラを…
いつになく…本気にさせた…

…魂を揺さぶるような響き…
…そんな言葉が…ふさわしかった…

今でも…鮮明に記憶に残っている…超名演だった…


ちょっと…不思議な…魅力にあふれた指揮者…ネルソンス…

ニューイヤーコンサートで…
どんな風に…ウィンナーワルツを…演奏するんだろう…

とても…気になる…

…楽しみだね…







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2019年10月12日は…ウィーン・コンツェルトハウスで…ウィーン交響楽団の定期演奏会に行ってみることに…

秋になって…なんとなく…ブラームスの作品が聞きたいなぁ…と思っていたところ…
…演目に…ブラームス作曲ピアノ協奏曲第1番が入っている…
このコンサートが目に留まったので…聴いてみたくなったんだ…

イェフィム・ブロンフマンは…
旧ソ連(現在のウズベキスタン)タシケントの出身で…
イスラエルで教育を受けた…もうベテランといえるピアニスト…
ラフマニノフ、チャイコフスキー、バルトークなんかが得意というイメージがある…

ウィーン交響楽団は…
「音楽の都」ウィーンで…ウィーン・フィルに次ぐ活動歴を誇るオーケストラ…
本拠地は…ここ…ウィーン・コンツェルトハウス…

この日は…首席指揮者のフィリップ・ジョルダンが登場…
彼のお父さんも…アルミン・ジョルダンという名指揮者で…文字通りサラブレッドだ…
ウィーン交響楽団のほか…パリ・オペラ座の音楽監督を務め…
2020年からはウィーン国立歌劇場の音楽監督に就く予定とのこと…
超…売れっ子指揮者の一人といえる…

ブラームスのピアノ協奏曲第1番は…
当初は2台のピアノのための作品として書かれたが…
途中で…交響曲への書き直しが検討され…結局…ピアノ協奏曲となり…
親交のあった…クララ・シューマンやヨアヒム(ヴァイオリニスト)の意見を受けて…
何度も書き直されたそうだ…

なんとも…ブラームスらしい…迷いに迷った感じの…
作曲過程でのエピソードが残されている…

ヨーロッパの秋を投影したような…陰影のある…叙情性が…感じられ…
何とも…味わい深い…この季節に聞きたくなる曲のひとつ…

何度も…聴いているうちに…だんだん…好きになってくる…感じの曲だ…


この夜の…ブロンフマンのピアノ演奏は…この曲の深い味わいを…
しっかりと伝えてくれる…良い演奏だった…

丁寧に音色を変えて…ブラームスならではの…陰影のある美しさを…
巧みに表現する…テクニックは…さすが…という感じだった…

ダイナミック・レンジもなかなかで…
この曲のスケール感も…たっぷりと…味わうことができた…

ウィーンらしい秋の夜長を…演出してくれる…名演だった…


協奏曲の後の…ピアノのアンコールは…ショパンの「別れの曲」…

アンコール曲のプレゼントに聴衆からは暖かい拍手が沸き起こったんだけれど…
個人的には…やはりブラームスの小品を一曲弾いてほしかったなぁ…
と思ってしまった…
それは…おねだりが過ぎる…というものなんだろうか…⁇…

そうはいっても…
今夜は…とにかく…ブラームスの秋をたっぷり味わうことができ…
大満足…だった…


演奏会の後半は…ウィーン交響楽団によるストラヴィンスキー作曲『春の祭典』…

なんで…秋なのに…『春の祭典』なのか…⁇…ということは置いといて…
この曲の方が…オーケストラ&指揮者としては…より気合が入っていた感じで…
スゴイ集中力で…素晴らしい演奏を披露してくれた…



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2019年10月6日(日)11:00からのマティネー…
今日の会場は…ウィーン・コンツェルトハウス…

曲は…ブルックナーの交響曲第8番…大好きな曲だ…

ブルックナーの最後の交響曲となる第9番は…最後の第4楽章が未完に終わっているので…
ブルックナー自身が最後まで書き上げて…完結した交響曲としては…最後の作品となった…

この曲は…一曲だけで…演奏に80分を超える…
そのため…たいていの演奏会では…一曲だけということになる…
今日も…そうだ…

金曜日の午後に…公開プローベでの演奏を聴いた(…その時の記事はこちら)…
公開プローベならではの…特別な感動にひたった…
そんなわけで…この日もとても楽しみにしていた…

場所は…プローベの時のヴィーナー・ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)ではなく…
ウィーン・コンツェルトハウス…

コントラバスの位置が違うなど…オーケストラの楽器ごとの配置が…
ヴィーナー・ムジークフェライン(ウィーン楽友教会)での公開プローベの時からは結構変えられていて…
ステージの広さ…ホールの音響などを考慮して…対応が考えられているようだ…

プローベと本番…
ヴィーナー・ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)とウィーン・コンツェルトハウス…

そんな違いを…気にしながら…聴いてみるのも…なかなか…オモシロイ…

曲の始めは…その辺を考慮したかのように…多少抑えた感じの演奏だが…
逆に…なかなかイイ感じの…緊張感を…呼び起こしていた…

だんだん…曲が進むにつれて…
時に熱く…時に重々しいダイナミックな迫力…という感じに…盛り上がりを見せていく…

心地よい緊張感がズーっと保たれ…
分厚い重厚な響き…激しいリズム…
そののちに訪れる静寂…
円熟したブルックナーの世界が…どんどん広がり…展開していく…

ティーレマンらしい…緊張感を最初から最後まで貫き…
曲の構成を精緻に再現し…
厳(おごそ)かな神殿を築き上げていくかのような…
素晴らしい演奏だ…

そして…ウィーン・フィルならではの…多彩な表現力と…
とてつもなく大きなダイナミックレンジが…
ブルックナー交響曲第8番の演奏を…いっそう…特別なモノに…仕上げていく…

時に迫力に満ちた…美しい響きを…残してくれる…

そして…感動的なフィナーレを聴くことができた…

ウィーン・フィル演奏会で…
しかも…大好きなブルックナーの交響曲第8番…
それを実際に会場で聴くことができるのは…なかなか…実現できるようで…実現できない…

本当に…今日も…この名演を聴くことができて良かった…

またひとつ…素敵なブルックナーの思い出を創ることができた…


演奏が終わり…感動にひたって…旧市街に向かって歩いていると…

突然…
私服に着替えて…どうやら…家族水入らずで…
こちらも旧市街に向かうティーレマン本人にバッタリ出くわした…

こちらに…目配せしてくれたような…くれなかったような…
すっかりリラックスして…上機嫌のようだ…

こんなサプライズが…しょっちゅう起きるのも…
ほどほどなサイズの…音楽の都…ウィーン…

ならでは…という感じだ…

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